80%で長続き
珈琲の焙煎人としてとお店の人としての話です
珈琲を焙煎するうえで「その珈琲豆の一番美味しい焙煎度」と呼ばれるポイントがあると仮定します
ここで敢えて仮定としたのは味覚は人それぞれだからです
(店のという大人の事情もありますが)
焙煎は短時間のもので8分、長いもので30分要します
うちは直下式で中深煎り17分前後が多いです
ベストポイント(釜出しの瞬間)は焙煎の終盤のある一点
一秒のズレが味にブレが生じるので毎回ストライクを狙う・・・とよく焙煎関連本に書いてあります
釜出しのタイミングを豆の色や匂い、音を頻繁にチェックしてここぞとばかりに終了するという正に真剣勝負!
うちはそこまでしていません(;^_^A
100点満点中60点が美味しい合格線だとすれば、狙うはいつも80点の珈琲
専業の焙煎士のいる大手の焙煎所のように一日何十バッチ焼くわけではないですが、毎回100点狙っていたら気と体がもちません
60点から20点の余裕が美味しい珈琲を継続していける秘訣だと思っています
もし私が焙煎できなくなっても引き継ぐ者がおおよそ再現できるようにできるだけシンプルな焙煎を心掛けています
80点でもいいや、ではなく80点を心掛けているとたまーにこれ何?というほど100点が出るから面白いです
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