悩ましいこと…続
10/3の投稿「悩ましいこと」で書いた中のアメリカン珈琲についてです。
(ちなみにうちのメニューにはないんですが、アメリカーノというのはエスプレッソをお湯で割ったものです)
今から書くことは一般に日本のアメリカン珈琲のことです。
SNSをみてたら「コーヒーをお湯で薄めてたのをアメリカンと言って出す店がある」という投稿を目にしました。
確かに本来のアメリカンは浅煎り豆を使うので濃度が薄いものです。
いわゆる深めに焙煎した珈琲をお湯で薄めることは邪道と言う訳です。
もう何十年も前のことですが、アメリカの手軽なホテル(モーテル)のカウンターには大きなサーバーに入った珈琲がセルフサービスで置いてありました。
当然浅煎りですが、煮詰まって香りが飛んで苦くなっています。
今日私が言いたいのは、
お湯で割る(薄める)淹れ方もあるよ、ということです。
珈琲の抽出は、最初1/3量で美味しいところが凝縮して出ます。
あとの2/3量は濃度調整といっても過言ではありません。
1/3を抽出した後、サーバーを外し定量までお湯を入れる方法を確立されているお店もあるほどです。
最後の雑味を出さないのでとってもクリーンな珈琲になると言う訳です。
美味しい珈琲は人それぞれ
別の言い方をすれば、珈琲の感じ方も人それぞれ
自分が美味しいと思える珈琲が一番美味しい珈琲だと思います。
固定観念なく淹れてこそ抽出の幅が広がると思っています。
ま、人に淹れてもらう珈琲も美味しいんですがね。
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